デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「法明尼」の解説 法明尼(1) ほうみょうに ?-? 6世紀末ごろの尼僧。「元興寺伽藍縁起并流記資財帳」によると,敏達(びだつ)天皇13年(584)蘇我馬子(そがの-うまこ)の求めに応じて播磨(はりま)(兵庫県)からきた高句麗(こうくり)(朝鮮)の老還俗(げんぞく)尼。司馬達等(しば-たつと)の娘の善信尼ら3人に仏教をおしえた。 法明尼(2) ほうみょうに ?-? 百済(くだら)(朝鮮)の尼僧。7世紀に渡来。斉明(さいめい)天皇2年(656)藤原鎌足(かまたり)の病気を維摩詰(ゆいまきつ)経をよんでなおした。感激した鎌足は山階(やましな)寺を建立し,維摩会(ゆいまえ)をはじめたという。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by