泣別れ(読み)ナキワカレ

デジタル大辞泉 「泣別れ」の意味・読み・例文・類語

なき‐わかれ【泣(き)別れ】

[名](スル)
泣き泣き別れること。嘆き悲しみながら別れること。「父親泣き別れする」
俗に、一緒にしておくべきものが別れ別れになること。「首と胴が泣き別れになる」
印刷組版で、一つ見出し単語・表などが、複数の段やページにまたがること。「英単語を泣き別れにする」
[類語]別れ別離離別一別決別生別生き別れ離れる

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精選版 日本国語大辞典 「泣別れ」の意味・読み・例文・類語

なき‐わかれ【泣別・鳴別】

  1. 〘 名詞 〙
  2. なきながら別れること。嘆き悲しみながらの別離。
    1. [初出の実例]「さらばさらば と云てなきわかれにする」(出典:虎明本狂言・武悪(室町末‐近世初))
  3. 俗に、一緒にまとまってあるべきものが別々に切り離されてしまうことをいう。

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