精選版 日本国語大辞典 「泣落」の意味・読み・例文・類語
なき‐おとし【泣落】
〘名〙
なき‐おと・す【泣落】
[1] 〘自サ四〙 泣き伏す。泣きしずむ。泣き入る。歌舞伎のト書で用いる語。
※歌舞伎・五大力恋緘(1793)三幕「『この様な悲しい事が有らうかいなア』ト泣落(ナキオト)す」
[2] 〘他サ五(四)〙 泣いたり、涙を流したりしながら哀れっぽい言動をすることによって、相手の同情をひくようにして自分の願いを相手に承知させる。
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