洞禅寺(読み)とうぜんじ

日本歴史地名大系 「洞禅寺」の解説

洞禅寺
とうぜんじ

[現在地名]世知原町北川内免

北川内免きたがわちめんの西部にある。大仙山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。応永二年(一三九五)一二月一三日に没した世知原市正(法名は演石首座)開基となって建立したと伝える(延享二年平戸領内諸宗本末帳)。また世知原の領主である市正(百枝甲斐守)の菩提所であり、墓石名は演石と刻まれていたという(「大曲記」など)。江戸時代は平戸瑞雲ずいうん寺を本寺とし、世知原に末寺正法しようぼう寺・東福とうふく(いずれも廃寺)があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android