(読み)ハナ

デジタル大辞泉 「洟」の意味・読み・例文・類語

はな【×洟】

《「」と同語源》鼻腔粘膜から分泌する液。はなじる。はなみず。「をかむ」
[類語]鼻汁鼻水青洟青っぱな水っぱな鼻糞

つき‐はな【×洟】

《「つきばな」とも》はなみず。はなじる。はな。
「きたなげなるもの…、白き―」〈能因本枕・一五二〉

すす‐ばな【×洟】

鼻水。また、それをすすること。
「―ヲ垂ラス」〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「洟」の意味・読み・例文・類語

すす‐ばな【洟】

〘名〙 たれさがる鼻水。また、それをすすりこむようにすること。はなすすり。すすりばな。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※宇治拾遺(1221頃)一「あなのあたりぬればみたるは、すす鼻をのごはぬなめりと見ゆ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android