津毛利神社(読み)つもりじんじや

日本歴史地名大系 「津毛利神社」の解説

津毛利神社
つもりじんじや

[現在地名]浜松市参野町

旧郷社。祭神は底筒之男命・中筒之男命・上筒之男命。近世までは四十六所大明神と称された。「延喜式」神名帳に載る敷智ふち郡津毛利神社に比定する説がある。安政三年(一八五六)大砲小銃鋳造のために差出された梵鐘の銘文写(津毛利神社文書)によれば、梵鐘は天文一九年(一五五〇)に奉納されたもので、「遠州長上郡河匂庄本郷四拾六所大明神鐘」とあり、代官古槙但馬守藤原延能や神主宮内太夫藤原盛秀のほか、紅林源四郎隆直、安間与三郎国吉、本郷講中与九郎、大工嶋郷藤原家法などの名が刻まれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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