津田久(読み)ツダ ヒサシ

20世紀日本人名事典 「津田久」の解説

津田 久
ツダ ヒサシ

昭和期の実業家 元・住友商事社長。



生年
明治37(1904)年7月30日

没年
平成14(2002)年6月9日

出生地
東京

出身地
三重県津市

学歴〔年〕
東京帝国大学法学部〔昭和3年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲二等旭日重光章〔昭和49年〕

経歴
昭和3年住友合資会社(住友本社の前身)に入社財閥解体後の21年日本建設産業(現・住友商事)総務部長に転じ、財閥解体で宙に浮く本社社員や軍隊や海外から復帰してくる社員の雇用確保のため、商事進出提唱。22年常務、28年専務を経て、31年社長に就任大陸棚の海洋資源開発や住宅関連など他社に先駆けて新規分野に進出。大手総合商社への発展の礎を築いた。45年会長、52年取締役相談役、57年相談役名誉会長、平成11年名誉会長に退いた。編著に「私の住友昭和史」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「津田久」の解説

津田久 つだ-ひさし

1904-2002 昭和時代後期の経営者
明治37年7月30日生まれ。昭和3年住友合資会社に入社。21年日本建設産業(現住友商事)として商事部門が独立したのにともない移籍,31年社長,45年会長となり,総合商社としての基盤をきずいた。住友グループや関西財界のリーダーとして活躍。平成14年6月9日死去。97歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「私の住友昭和史」。

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