日本歴史地名大系 「津門神社」の解説 津門神社つとじんじや 兵庫県:西宮市津門村津門神社[現在地名]西宮市津門西口町昌林(しようりん)寺の西隣に鎮座し、天照大神を祀る。旧村社。もと西方の松原(まつばら)神社付近にあったが、宝暦四年(一七五四)に現在地へ移祀したと伝えている。しかし文化三年(一八〇六)の山崎通分間延絵図には昌林寺の東方に天満宮と稲荷社が描かれており、この天満宮が津門神社と思われる。現祭神は明治二五年(一八九二)頃に伊勢神宮より勧請したものであるが、古くは木造毘沙門天立像を神体とし、脇神として木造弁財天坐像を祀っており、神仏習合的慣習を残した神社であった。両像とも現存する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by