活語指南(読み)カツゴシナン

デジタル大辞泉 「活語指南」の意味・読み・例文・類語

かつごしなん〔クワツゴシナン〕【活語指南】

江戸後期の語学書。2巻。東条義門著。天保15年(1844)刊。体言用言区別品詞分類法を、八代集万葉集などの歌を例として説いたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「活語指南」の意味・読み・例文・類語

かつごしなんクヮツゴシナン【活語指南】

  1. 江戸後期の語学書。二巻。東条義門著。天保一五年(一八四四)刊。自著和語説略図」に基づいて、体言・用言の別、活用形用法を説き「万葉集」や八代集などから例を引いて各活用形を解説、考証したもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「活語指南」の意味・わかりやすい解説

活語指南
かつごしなん

東条義門著。2巻2冊。天保 15 (1844) 年刊。『詞玉緒 (ことばのたまのお) 』『詞八衢 (ことばのやちまた) 』の説を発展させた図表『和語説略図 (わごせつのりゃくず) 』の注解書で,文語文法の活用研究書。将然言連用言截断言連体言,已然言,希求 (けぐ) 言の説明,および種々の語への続き方や係結の説明がなされている。

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