流落(読み)リュウラク

デジタル大辞泉 「流落」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐らく〔リウ‐〕【流落】

[名](スル)落ちぶれてあちこちをさすらうこと。
奔走艱難して、諸国に―し」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「流落」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐らくリウ‥【流落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他国に流浪し、おちぶれること。零落すること。淪落。るらく。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「文公の流落するときに、楚の国で恩をうけたほどに」(出典:史記抄(1477)四)
    2. [その他の文献]〔李白‐与韓荊州書〕
  3. 流れ落ちること。くずれ落ちること。るらく。
    1. [初出の実例]「砂土の流落に因する害」(出典:地方官会議日誌‐九・明治八年(1875)七月二日)

ながれ‐おとし【流落】

  1. 〘 名詞 〙 水が流れるように、高い所から低い所へすべり下ること。流れ落ち。
    1. [初出の実例]「小石まじりのすなごなれば、ながれおとしに二町ばかりざっとおといて」(出典:平家物語(13C前)九)

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普及版 字通 「流落」の読み・字形・画数・意味

【流落】りゆう(りう)らく

うらぶれる。零落。宋・軾〔寓居定恵院の東~に、海棠一株有り。~〕詩 天涯(とも)に念ふべし 爲に一を飮んで、此の曲を歌ふ

字通「流」の項目を見る

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