淪落(読み)リンラク

デジタル大辞泉 「淪落」の意味・読み・例文・類語

りん‐らく【×淪落】

[名](スル)落ちぶれること。落ちぶれて身をもちくずすこと。「淪落の淵に沈む」
[類語]没落落ちぶれるうらぶれる成り下がる零落凋落ちょうらく転落落魄らくはく堕落末路斜陽地に落ちる成れの果て見る影もない末期的衰残弱体化衰弱衰微衰退頓挫衰え減退後退退潮朽ちる消沈衰亡たそがれ失速焼きが回る耄碌もうろくぽんこつ火の車終末大詰め尾羽うち枯らす世も末廃れる衰える寂れる落ち目下火尻すぼみ廃退下り坂左前不振じり貧どか貧先細り下がり目低落廃る傾く尻下がり尻切れとんぼ竜頭蛇尾孤城落日

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精選版 日本国語大辞典 「淪落」の意味・読み・例文・類語

りん‐らく【淪落】

  1. 〘 名詞 〙 おちぶれること。また、堕落すること。零落。沈淪。
    1. [初出の実例]「淪落忘帰寧孝道、浮遊得所幾平湖」(出典扶桑集(995‐999頃)七・五嘆吟〈源順〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐琵琶行〕

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普及版 字通 「淪落」の読み・字形・画数・意味

【淪落】りんらく

零落。唐・白居易琵琶行〕詩 同(とも)に是れ天涯淪の人 相ひふも、何ぞ必ずしも曾(かつ)て相ひ(し)らん

字通「淪」の項目を見る

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