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流通業界の再編 りゅうつうぎょうかいのさいへん

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知恵蔵2015の解説

流通業界の再編

2006年6月、イトーヨーカ堂セブンイレブンジャパンデニーズジャパン持ち株会社であるセブン&アイ・ホールディングスが、西武百貨店そごうを傘下にもつミレニアムリテイリングを完全子会社化した。これにより、流通業で世界第5位、売上高7兆円の巨大小売企業が誕生した。 弁当・惣菜店チェーンオリジン東秀を巡るドン・キホーテイオンの買収劇は、イオンがTOBによりドン・キホーテの所有するオリジンの株式を購入、オリジンを傘下に収めることで決着をみた。小売業界では、これまでのバイイング・パワーの増大を目的とした同業種間の合併だけでなく、業種業態を超えた大規模な合併・提携も相次いでいる。 同じく食品卸業界でも、業界最大手の国分と三井食品が業務提携したのに続いて、伊藤忠商事系の日本アクセスと西野商事の合併、菱食によるニチレイ共同出資子会社アールワイフードサービス吸収合併などの動きがある。日雑(日用雑貨)卸業界では、医薬品卸最大手メディセオホールディングスが日雑卸2位のパルタックと経営統合し、ドラッグストア・チェーンに対してフルラインで商品供給ができる体制を整備している。伝統的な卸売業が特約店・代理店としてメーカーの販売代理業という性格が強かったのに対して、小売業の購買代理業としてそのサービス水準を高めることを目指す卸売業が増加している。今後、卸・小売を巻き込んだ流通業界の再編も加速されるであろう。

(懸田豊 青山学院大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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