浅劣(読み)センレツ

デジタル大辞泉 「浅劣」の意味・読み・例文・類語

せん‐れつ【浅劣/×謭劣】

[名・形動]あさはかでおとっていること。また、そのさま。
「其学識固より―なりといえども」〈福沢学問のすゝめ

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精選版 日本国語大辞典 「浅劣」の意味・読み・例文・類語

せん‐れつ【浅劣・劣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) あさはかで才智がおとっていること。浅薄で拙劣なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「言は、東君春神が其意浅劣にして、着梅、花を開かしめて」(出典四河入海(17C前)二三)
    2. 「故に其万一に稗補あらんかと、劣を顧みず、蕪陋を厭はず、刻して之を世に公問せんとして」(出典:立会略則(1871)〈渋沢栄一〉序)
    3. [その他の文献]〔呉志‐陸凱伝〕

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普及版 字通 「浅劣」の読み・字形・画数・意味

【浅劣】せんれつ

あさはか。明・張居正〔司馬王西石に答ふる書〕の高なるを以て、自ら能(よ)く徑(ただ)ちに眞詣に(いた)る。僕の淺劣なる如き、へに因りて、亦た深省を加ふるなり。

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