浅葱膾(読み)アサツキナマス

精選版 日本国語大辞典 「浅葱膾」の意味・読み・例文・類語

あさつき‐なます【浅葱膾】

  1. 〘 名詞 〙 アサツキとアサリむきみとをゆでて、酢みそであえたもの。春の食べ物で、雛祭(ひなまつり)の膳に供える。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「あさつきなますが好物にて」(出典:評判記・嶋原集(1655)梅之部)
    2. 「式正の本膳にあさつき鱠はまぐりもおかし」(出典:狂文・四方のあか(1787か)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android