浅葱膾(読み)アサツキナマス

デジタル大辞泉 「浅葱膾」の意味・読み・例文・類語

あさつき‐なます【浅××膾】

アサツキをゆで、貝のむき身などとともに酢味噌であえた科理。古来3月3日桃の節句に作る習わしがあった。

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精選版 日本国語大辞典 「浅葱膾」の意味・読み・例文・類語

あさつき‐なます【浅葱膾】

  1. 〘 名詞 〙 アサツキとアサリむきみとをゆでて、酢みそであえたもの。春の食べ物で、雛祭(ひなまつり)の膳に供える。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「あさつきなますが好物にて」(出典:評判記・嶋原集(1655)梅之部)
    2. 「式正の本膳にあさつき鱠はまぐりもおかし」(出典:狂文・四方のあか(1787か)下)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「浅葱膾」の解説

あさつきなます【浅葱膾】

さつきあさりやはまぐりのむき身をゆで、酢みそで和えた料理。古く、桃の節句の料理として作られた。

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