浜岩泉村(読み)はまいわいずみむら

日本歴史地名大系 「浜岩泉村」の解説

浜岩泉村
はまいわいずみむら

[現在地名]田野畑村 浜岩泉・真木沢まぎさわ大芦おおあし切牛きりうし島越しまのこし猿山さるやま目名めな年呂部としろべ室場むろばなど

田野畑村の南に位置し、東は海に面する。海岸には北部陸中海岸特有の壮大な断崖が続き、北端に島越浦がある。東部は標高百数十メートルの海岸段丘からなり、西部は田野畑花崗岩地帯に属する。昭和六三年(一九八八)からの調査で縄文時代後期と思われる配石群が直径四八メートル前後の環状をなし、さらに同規模のものが並存することなどが判明している。島越の標高一八〇メートルの丘陵頂部の広大な平坦部に館石野たていしの遺跡がある。

天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付では蔵入高八〇石余、七ヵ年平均の免一ツ五分六厘八毛、浜岩泉新田として蔵入高一石余、同免四分一厘五毛。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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