精選版 日本国語大辞典 「浜爪草」の意味・読み・例文・類語
はま‐つめくさ【浜爪草】
- 〘 名詞 〙
- ① ナデシコ科の多年草。各地の海岸、山地の日当たりのよい場所に生える。高さ五~二〇センチメートル。茎は根本からよく分枝する。葉は対生し線形で、長さ一~二センチメートル、幅一~一・五ミリメートル。春から夏にかけて茎の上部の葉腋に小さな白い五弁花を多数つける。きたのはまつめくさ。はまたかのつめ。
- ② ナデシコ科の一年草または越年草。北海道、本州、九州北部の海岸の湿地に生える。高さ一〇~二〇センチメートル。茎は基部から分枝する。葉は長さ一・五~三センチメートルの半円柱状の線形で対生し、基部に合生した膜質の托葉がある。夏、茎の上部の葉腋に小さな白い五弁花をつける。しおつめくさ。うしおつめくさ。