浜田守太郎(読み)ハマダ モリタロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「浜田守太郎」の解説

浜田 守太郎
ハマダ モリタロウ


職業
人形遣い

専門
文弥人形芝居

肩書
交栄座座長

生年月日
明治33年 3月6日

出生地
新潟県 佐渡郡外海府村(佐渡市)

学歴
外海府村立小卒

経歴
7歳の頃から佐渡に伝わる国の重要無形民俗文化財、佐渡文弥人形芝居を習い始め、14歳で初めて本物の人形を使う。22歳で人形俳優(人形遣い)に、昭和9年35歳で繁栄座の座長となり、島内各地を巡る。戦後は米国・フランス・イタリアオランダ・中国と多くの海外公演をこなした。晩年は佐渡島内の人形座・交栄座の座長として後継者育成にあたった。

受賞
伝統文化ポーラ大賞(特賞)〔平成1年〕

没年月日
平成10年 7月24日 (1998年)

伝記
現代仕事人列伝―神の手がものを言う上手な老い方―サライ・インタビュー集 空の巻 飯田 辰彦 著サライ編集部 編(発行元 河出書房新社小学館 ’04’98発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「浜田守太郎」の解説

浜田 守太郎
ハマダ モリタロウ

大正・昭和期の人形遣い 交栄座座長。



生年
明治33(1900)年3月6日

没年
平成10(1998)年7月24日

出生地
新潟県佐渡郡外海府村(現・相川町)

学歴〔年〕
外海府村立小卒

主な受賞名〔年〕
伝統文化ポーラ大賞(特賞)〔平成1年〕

経歴
7歳の頃から佐渡に伝わる国の重要無形民俗文化財、佐渡文弥人形芝居を習い始め、14歳で初めて本物の人形を使う。22歳で人形役者(人形遣い)に、昭和9年35歳で繁栄座の座長となり、島内各地を巡る。戦後は米国・フランス・イタリア・オランダ・中国と多くの海外公演をこなした。晩年は佐渡島内の人形座・交栄座の座長として後継者の育成にあたった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浜田守太郎」の解説

浜田守太郎 はまだ-もりたろう

1900-1998 大正-平成時代の人形遣い。
明治33年3月6日生まれ。生地の新潟県佐渡で7歳ごろから文弥(ぶんや)人形をならい,17歳で見習いとして繁栄座にはいる。大正11年正式座員となり,昭和9年座長。戦後は衰退する人形芝居の復興をめざし,海外公演もおこなう一方,交栄座を主宰して後継者の育成につとめた。平成10年7月24日死去。98歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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