浜田恒之助(読み)ハマダ ツネノスケ

20世紀日本人名事典 「浜田恒之助」の解説

浜田 恒之助
ハマダ ツネノスケ

明治〜昭和期の官僚 京都府知事。



生年
明治3年9月19日(1870年)

没年
昭和20(1945)年4月28日

出生地
土佐国安芸郡奈半利村(高知県奈半利町)

学歴〔年〕
東京帝国大学政治科〔明治29年〕卒

経歴
高知尋常中学校・第三高等学校を経て東京帝国大学政治科に学び、29年に卒業して高等文官試験に合格。以来、一貫して内務官僚として活躍し、奈良県警察部長・北海道第一部長などを歴任、明治43年には富山県知事に任ぜられ、さらに宮城広島の各県知事なども務めた。大正12年拓殖局長官となり、ついで15年には京都府知事に就任。同在任中、京都府立女子専門学校の設立や産業の振興などに当たり、よく府政に尽くした。また、昭和2年の丹後大地震に際しては、被災地復旧のために復興課を設置。退官後は伊豆修善寺に隠棲した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浜田恒之助」の解説

浜田恒之助 はまだ-つねのすけ

1870-1945 明治-昭和時代前期の官僚。
明治3年9月生まれ。富山,宮城,広島の県知事をへて,大正15年京都府知事となる。府立女子専門学校を設置し,昭和2年の丹後大地震では復興課を設置して災害復旧につとめた。昭和20年4月28日死去。76歳。土佐(高知県)出身。帝国大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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