浮世話(読み)ウキヨバナシ

デジタル大辞泉 「浮世話」の意味・読み・例文・類語

うきよ‐ばなし【浮世話】

世間のうわさ話。世間話
近所長屋の妻君達が首をあつめて例の―」〈木下尚江良人の自白
色恋の話。
「―もささやきの、耳は恋する、目はにらむ」〈浄・国性爺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浮世話」の意味・読み・例文・類語

うきよ‐ばなし【浮世話】

〘名〙
① 色めいたうわさばなし。いろばなし。
浮世草子西鶴織留(1694)一「跡や枕に夢程の間もあくびして、次の間にてうき世咄(バナ)し」
② 世間のおもしろい出来事の話。世間話。
浄瑠璃和田合戦女舞鶴(1736)二「お気晴しにわっさりと、浮世咄の軽口でも言はせて」

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