浮砲台(読み)ウキホウダイ

デジタル大辞泉 「浮砲台」の意味・読み・例文・類語

うき‐ほうだい〔‐ハウダイ〕【浮(き)砲台】

港湾などの防備のため、海上に設けた砲台。旧式な軍艦はしけ大砲を搭載したものなどが利用される。

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精選版 日本国語大辞典 「浮砲台」の意味・読み・例文・類語

うき‐ほうだい‥ハウダイ【浮砲台】

  1. 〘 名詞 〙 港湾の防御などのために海上に設けた砲台。艦船に丈夫なおおいを設け、多く巨砲を備えつけ、砲台を水上に浮かべたように作ったもの。
    1. [初出の実例]「咸臨丸にも〈略〉其処に備置きたる浮砲台〈船にて造りたる砲台にて、進退自由なり〉にて頻に発砲す」(出典:航米日録(1860)二)

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