デジタル大辞泉 「海人舟」の意味・読み・例文・類語 あま‐ぶね【海=人舟】 漁師の乗る舟。「鮪しび釣ると―騒き塩焼くと人そ多さはにある」〈万・九三八〉[補説]書名別項。→海人舟 あまぶね【海人舟】[書名] 近藤啓太郎の短編小説。昭和31年(1956)発表。同年、第35回芥川賞受賞。昭和32年(1957)、「海人舟より 禁男の砂」の題名で映画化。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「海人舟」の意味・読み・例文・類語 あま‐ぶね【海人舟】 〘 名詞 〙 漁夫の乗る舟。いさり舟。海人小舟(あまおぶね)。平安以後の和歌では「尼」を掛け、尼の比喩としていうこともある。[初出の実例]「布勢の水海(みづうみ)に 阿麻夫禰(アマブネ)に 真楫かい貫き」(出典:万葉集(8C後)一七・三九九三)「かの岸に心よりにしあま舟のそむきしかたに漕ぎかへる哉」(出典:源氏物語(1001‐14頃)松風) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例