海面境界過程(読み)かいめんきょうかいかてい(その他表記)air-sea boundary process

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海面境界過程」の意味・わかりやすい解説

海面境界過程
かいめんきょうかいかてい
air-sea boundary process

海面で接している大気海洋が,相互にエネルギー,物質ガスなどを移行する過程。たとえば,大気は風の応力を海面に与え海洋に海流風浪を起こし,また,黒潮湾流をはじめとする海流は熱帯の熱を寒帯に運び,大気の運動に重要な役割を果たしている。大気と海洋の間では気体 (二酸化炭素,酸素など) の交換が行なわれ,生物に快適な環境を与えている。海面を通しての過程では,大気と海洋は相互作用の関係にあり,その作用が,大気・海洋それぞれの重要な部分を占めている。現在,地球環境問題と関連して地球規模での大気モデルがつくられ,将来予測を行なっているが,海洋からの寄与分の予測を与えねばならず,海面境界過程の研究は非常に重要になっている。

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