涅槃門(読み)ネハンモン

デジタル大辞泉 「涅槃門」の意味・読み・例文・類語

ねはん‐もん【××槃門】

仏語
煩悩を去って悟りの境界へ入る門戸
四門の一。北方の門をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「涅槃門」の意味・読み・例文・類語

ねはん‐もん【涅槃門】

〘名〙
① 煩悩を去って悟りの境界に入る門戸。
正法眼蔵(1231‐53)十方「乾峰老漢、すでに十方薄伽梵一路涅槃門を料理すると認ずることなかれ」
極楽浄土のこと。また、そこに導く法門、教え。〔法事讚‐上〕
③ 四門の一つ。北の門のこと。真言密教で、東南西北を発心修行菩提・涅槃に当てる。転じて、葬所の四門のうちの北の門。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android