涌井荘五郎(読み)わくいそうごろう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「涌井荘五郎」の意味・わかりやすい解説

涌井荘五郎
わくいそうごろう
(?―1770)

江戸後期の義民。通称は藤四郎といい、越後(えちご)国新潟で刀剣・武器商を営む商人であった。1768年(明和5)領主牧野氏の過重な御用金賦課に反対して町民蜂起(ほうき)し、不正な御用商人や町役人を打毀(うちこわ)したときの指導者。鎮圧にきた藩兵を撃退し、一時町政を自治的に管理した珍しい一揆(いっき)であったが、結局藩側の切り崩しによって敗退し、荘五郎は死刑になった。一揆の先頭にたって黒装束の男が勇敢に戦ったという伝説があり、明治以降講談や芝居で演ぜられた。新潟市の白山(はくさん)公園に碑がある。

[横山十四男]

『小室信介編『東洋民権百家伝』(岩波文庫)』

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