デジタル大辞泉
「淡淡」の意味・読み・例文・類語
たん‐たん【淡淡/×澹×澹】
[ト・タル][文][形動タリ]
1 色・味・感じなどが、あっさりしているさま。淡泊なさま。「―たる色調」
2 態度・動作などが、あっさりしてこだわりがないさま。「心境を―と語る」
3 水が静かに揺れ動くさま。「―として水が流れる」
[類語]洒落・洒洒落落
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
あわあわ‐し・い あはあは‥【淡淡】
〘形口〙 あはあは
し 〘形シク〙 (
形容詞「
あわい」を強調した語)
①
思慮もなく浅はかである。かるがるしい。うわついている。
※宇津保(970‐999頃)
嵯峨院「
多くとくあるよき人をも聞きすごし、我が子をや
人笑はれにあはあはしく思はせむ」
※
源氏(1001‐14頃)若菜上「心より
ほかにあはあはしく人におとしめらるる
宿世あるなん」
② 色などが非常に薄い。また明瞭でなく、ほのかな感じである。
※或る女(1919)〈
有島武郎〉前「この
青年に
一種の淡々
(アハアハ)しい愛を覚えた」
③ 扱い方などがあっさりとしている。
あわ‐あわ あはあは【淡淡】
〘副〙 (多く「と」を伴って用いられる) 色が淡くほのかなさまを表わす語。
※玉塵抄(1563)
二一「つけた梅の色があわあわとしてはったと色があざやかなぞ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「淡淡」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報