淡淡(読み)タンタン

デジタル大辞泉の解説

たん‐たん【淡淡/××澹】

[ト・タル][文][形動タリ]
色・味・感じなどが、あっさりしているさま。淡泊なさま。「―たる色調」
態度・動作などが、あっさりしてこだわりがないさま。「心境を―と語る」
が静かに揺れ動くさま。「―として水が流れる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

あわ‐あわ あはあは【淡淡】

〘副〙 (多く「と」を伴って用いられる) 色が淡くほのかなさまを表わす語。
※玉塵抄(1563)二一「つけた梅の色があわあわとしてはったと色があざやかなぞ」

あわあわ‐し・い あはあは‥【淡淡】

〘形口〙 あはあはし 〘形シク〙 (形容詞「あわい」を強調した語)
① 思慮もなく浅はかである。かるがるしい。うわついている。
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「多くとくあるよき人をも聞きすごし、我が子をや人笑はれにあはあはしく思はせむ」
※源氏(1001‐14頃)若菜上「心よりほかにあはあはしく人におとしめらるる宿世あるなん」
② 色などが非常に薄い。また明瞭でなく、ほのかな感じである。
※武蔵野(1898)〈国木田独歩〉六「何となく穏かな淡々(アハアハ)しい色」
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「この青年に一種の淡々(アハアハ)しい愛を覚えた」
③ 扱い方などがあっさりとしている。
※小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「其脚色は淡々(アハアハ)しくして」
[語誌]→「あわつけし(淡)」の語誌

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