淳仁天皇陵(読み)じゆんにんてんのうりよう

日本歴史地名大系 「淳仁天皇陵」の解説

淳仁天皇陵
じゆんにんてんのうりよう

「延喜式」諸陵寮の陵墓条に「淡路陵、廃帝、在淡路国三原郡、兆域東西六町、南北六町、守戸一烟」とある。「廃帝」は大炊王(淳仁天皇)をさす。「淳仁」の諡号は明治三年(一八七〇)に追贈されたもので、「続日本紀」では「廃帝」と記された。天平宝字八年(七六四)恵美押勝(藤原仲麻呂)の乱に関連し、称徳天皇によって廃され淡路に流された。淡路親王・淡路公におとされ、名目上淡路一国を与えられたが、実際は国府の一院中に幽閉され、配流の罪人扱いを受けた(「続日本紀」同年一〇月九日条など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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