混種語(読み)コンシュゴ

デジタル大辞泉 「混種語」の意味・読み・例文・類語

こんしゅ‐ご【混種語】

異なる言語に由来する二つ以上の要素結合してできた単語。例えば、和語漢語との結合である「手製」、和語と外来語との結合である「長ズボン」、漢語と外来語との結合である「邦文タイプ」、外来語どうしの結合である「カフスボタン」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「混種語」の意味・読み・例文・類語

こんしゅ‐ご【混種語】

  1. 〘 名詞 〙 互いに異なった言語に由来する二つ以上の要素の結合から成る単語。日本語の中では、
  2. (イ) 漢語と和語の結合。重(ジュウ)(ばこ)、湯(ゆ)(トウ)組合(くみあい)(イン)、運動(ウンドウ)する、など。
  3. (ロ) 外来語と和語の結合。長ズボン、カットする、など。
  4. (ハ) 外来語と漢語の結合。原子エネルギー、スリル感、スト権、など。
  5. (ニ) 外来語どうしの結合。シュークリーム(フランス・英)、エレキギターオランダ・英)など。→複合語派生語

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android