清やか(読み)スガヤカ

デジタル大辞泉の解説

すが‐やか【清やか】

[形動ナリ]
物事が滞りなく進むさま。
「大臣までかく―になり給へりしを」〈大鏡・道長上〉
未練がなく思い切りのよいさま。
「心は先立ちながらも、前の世の勤めからにや、―にえ人の思ひ立たざなるすぢを」〈狭衣・四〉

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大辞林 第三版の解説

すがやか【清やか】

( 形動ナリ )
物事がとどこおりなく行われるさま。速やかなさま。 「 -に后妃の位に定まり給ふこと、限りなき御世おぼえと/増鏡 さしぐし
思いきりのよいさま。あっさり。 「おどろおどろしき御悩みにもあらで、-に(出家ヲ)おぼし立ちける程よ/源氏 柏木

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精選版 日本国語大辞典の解説

きよ‐やか【清やか】

〘形動〙 (「やか」は接尾語) =きよらか(清━)
御伽草子・中将姫本地(室町時代物語大成所収)(室町末)「我くび、ちちにみせ申さん時、つきたらむち、よくあらひて、きよやかにしてけさむに入べし」

すが‐やか【清やか】

〘形動〙 (「やか」は接尾語)
① 考えを滞りなくすすめるさま。未練がなく、さっぱりとしたさま。思い切りのよいさま。
※源氏(1001‐14頃)柏木「女宮の、かく、世を背き給へる有様、おどろおどろしき御悩みにもあらで、すがやかに、おぼし立ちける程よ」
② 物事や動作が滞りなくすらすらと運ぶさま。さっさと速やかに行なうさま。
※狭衣物語(1069‐77頃か)一「この乳母の、出立(いでたち)すがやかなる気色にて」

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