清教主義(読み)せいきょうしゅぎ(その他表記)Puritanism

翻訳|Puritanism

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「清教主義」の意味・わかりやすい解説

清教主義
せいきょうしゅぎ
Puritanism

16世紀後半,イギリス国教会 (アングリカン・チャーチ ) 内部から生じたプロテスタント一派。これを奉じる人を清教徒と呼び,彼らはエリザベス1世による宗教改革をなお不徹底とし,聖書に従って,教会をより純化すべきだと主張した。神学的にはカルバン主義に立ち,教会の国家からの独立を主張した。チューダー朝下ではイギリス国教会内部での改革に努めたが,国教会を揶揄 (やゆ) する文書に起因するマープリレト論争 (1588~89) により弾圧された。スチュアート朝のジェームズ1世の時代に一部はアメリカへ移住 (1620) し,一部は国王の唱える王権神授説に反対した。後者はイギリスの普通法を擁護する法律家や国民の権利を主張する大衆と結びついて一大勢力となり,続くチャールズ1世時代には清教徒革命を起こした。現代のイギリス,アメリカのプロテスタント諸派のうち,長老派会衆派バプテスト派などは清教主義に由来する。清教主義の精神は,アングロアメリカの近代精神,特に民主主義,人権意識,自立思想などの形成を促進したほか,資本主義の精神も育成した。

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