清爪村(読み)せいづめむら

日本歴史地名大系 「清爪村」の解説

清爪村
せいづめむら

[現在地名]香北町清爪

物部ものべ川の北岸、日浦古味ひうらこみ村の北東に位置し、北に日比原ひびわら村がある。集落は標高一五〇―二〇〇メートルの河岸段丘山麓点在。村名は井溝の最上流を意味する井詰せいづめか、あるいは物部川川瀬に関係するものであろう。天正一六年(一五八八)の韮生谷地検帳には「セツメノ村」とある。

同地検帳は清爪と西平にしだいらの二地区に分けるが、三七筆六町三五代(田分四町一反余・畠屋敷一町九反余)はすべて「清爪分名」で、ほとんどが清爪菊介の扣地。隣村猪野々いののの土豪猪野右京(常心)は長宗我部氏に仕え、天文二〇年(一五五一)恩賞として清爪の地を与えられたが、検地の頃には猪野々を惣領に譲り末子気之助の相続する清爪に隠居、気之助は近世清爪村の名本となったという(猪野姓系図「香北町史」所収)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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