清笛(読み)シンテキ

デジタル大辞泉 「清笛」の意味・読み・例文・類語

しん‐てき【清笛】

清楽しんがくに用いる竹製の横笛。長さおよそ2尺3寸(約70センチ)で、6個の指孔がある。吹き口と指孔との間に竹紙(竹の内側の皮)を張った響孔のあるのが特徴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「清笛」の意味・読み・例文・類語

しん‐てき【清笛】

  1. 〘 名詞 〙 清楽(しんがく)に用いる横笛。竹製で両端象牙または唐木の飾りがある。長さ約六六センチメートル。指孔は六個で、歌口と第一指孔の間に響孔があり、これに竹紙(竹の内側の薄膜、またはそれに似た紙)がはってある。龍笛
    1. [初出の実例]「清笛は、都鄙に洽く流行した」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉憲法配布と日清戦争)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android