日本歴史地名大系 「白川街道」の解説 白川街道しらかわかいどう 岐阜県:大野郡荘川村白川街道美濃国郡上(ぐじよう)郡八幡(はちまん)町(現八幡町)からほぼ北上し、飛騨国に入ると白川に沿って越中国に抜けた道。八幡町から郡上郡前谷(まえだに)村(現白鳥町)までは郡上街道と重複し、この部分は越前街道ともよばれた(岐阜市の→郡上街道)。前谷村以北は長良川に沿って北東進、現在の国道一五六号に近い道筋をとった。中世には嘉念坊善俊が白鳥(しろとり)(現白鳥町)から白川沿いの白川郷に入り、同地は浄土真宗の一大拠点となった。正保美濃国絵図と元禄(一六八八―一七〇四)頃の飛騨国絵図によると、前谷村から正(しよう)ヶ洞(ほら)村・鷲見(わしみ)村(現郡上郡高鷲村)を通り、飛騨国大野郡野々俣(ののまた)村(現荘川村)に向かった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by