デジタル大辞泉 「済し崩し」の意味・読み・例文・類語
なし‐くずし〔‐くづし〕【▽済し崩し】
2 物事を少しずつ変化させ、うやむやにしてしまうこと。「企画が
3 借金を少しずつ返すこと。
「高利にして廿年符の、あたまから―の貸しやうに」〈浮・親仁形気・四〉
[補説]文化庁が発表した平成29年度「国語に関する世論調査」では、「借金をなし崩しにする」を、「少しずつ返していくこと」で使う人が19.5パーセント、「なかったことにすること」で使う人が65.6パーセントという結果が出ている。
[類語]じわじわ・じわり・じんわり・じりじり・ずるずる・小刻み・小出し