じわじわ(読み)ジワジワ

デジタル大辞泉 「じわじわ」の意味・読み・例文・類語

じわ‐じわ

[副]
1 物事がゆっくりと確実に進行するさま。「借金がじわじわ(と)増える」
2 液体が少しずつしみ込むさま。また、にじみ出るさま。「汗がじわじわ(と)にじみ出る」「汚染がじわじわ(と)広がる」
[名]「じわ」に同じ。
[類語]じわり・じんわり・じりじり・ずるずる・小刻み・小出し・なし崩し・のろい・まぬるい・まのろい・遅い・スロー・緩慢・とろい・のろくさい・まだるい・まだるっこい・鈍い・緩徐・遅緩・スローモー・遅遅・のろのろ・そろそろ・ゆっくり・もたもた・ぼやぼや・だらだら・のろま・鈍重・ちんたら・のさのさ・のそのそ・とぼとぼ・のこのこ・ぐずぐず・のそり・のっそり・のっしのっし・のしのし・鈍どん・とろとろ・ぼちぼち・ぼつぼつ・ぽつぽつ・徐徐・徐徐に・じわりじわり・のたり・のたりのたり・そろり・ゆるゆる・のんびり・のらくら・ゆったり・悠然・悠悠・もさくさ・もさっと・もさもさ・便便だらり・便便・のんべんだらり・ずぼら・ものぐさ・ぐうたら・だらしない・しだらない・ぬらりくらり・のらりくらり・ぬらくら・ちゃらんぽらん・無精・ルーズ・ぶらぶら・ごろごろ・無気力・だらける・のほほん・風太郎ぷうたろう・その日暮らし・ふしだら・自堕落・ずるける・怠ける・手を抜く・手抜き・骨惜しみ・投げ遣り・レイジー・怠慢・怠惰・無為・拱手きょうしゅ・横着・怠る・サボる・イージー・イージーゴーイング・風の吹くまま気の向くまま・油を売る・まったり・漫然・たるむ・ぬるま湯・ぬるま湯につかる・やおら・遠慮がち・穏やか・おっとり・おどおど・おとなしやか・おもむろに・そっと・そろり・たおやか・つつましい・つつましやか・なよなよ・なよやか・柔和・控えめ・朴訥ぼくとつ・まめやか・ゆったり・ゆるゆる・ゆるり・腰を据える・鷹揚おうよう・間もなく・やがて・おっつけ・程なく

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精選版 日本国語大辞典 「じわじわ」の意味・読み・例文・類語

じわ‐じわ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. ① ゆっくりと少しずつ物事が進んでゆくさま、また、物事を進めてゆくさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「爨 ヒ タクコトヲ ジワジワシテ」(出典:交隣須知(18C中か)三)
      2. 「一と目見てお誂へ通り恋風がジワジワと身に染込んだ」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉犬物語)
    2. ② しめり気などで、だんだん寒さが身にしみてくるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「足入て洗ふも白き餠の米〈普船〉 しわしわ寒く雪に成雨〈仙化〉」(出典:俳諧・雑談集(1692)下)
    3. ③ 汗、涙などが少しずつにじみ出るさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「心地の悪い汗がジワジワと滲み出てきて」(出典:疑惑(1913)〈近松秋江〉)
    4. ④ 物がしなったり、へこんだりするさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「輿を支へる長い棒がじわじわしなって居た」(出典:旅日記から(1920‐21)〈寺田寅彦〉一)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 劇場などの客席におこるざわめき。多く、場面が最高潮に達したあと、または役者の演技の妙に打たれたあとの、拍手やほめことばにならないざわめきにいう。転じて、他にしみじみとした感銘を与えること。じわ。
    1. [初出の実例]「いふほどの事がじわじわ〈とは芝居通言しろうとにて当りおちがくるといふ事〉で」(出典:洒落本・御膳手打翁曾我(1796か))

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