渋難(読み)じゅうなん

精選版 日本国語大辞典 「渋難」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐なんジフ‥【渋難】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 険難で歩きにくいこと。転じて、物事がなめらかに進まないこと。また、そのさま。難義
    1. [初出の実例]「渠が務は渋難なる交誼を調和し、疲労せる僮僕を慰め」(出典:帰省(1890)〈宮崎湖処子〉四)
    2. [その他の文献]〔説文通訓定声‐臨部・
  3. 文章などが、とどこおりがちでむずかしいこと。また、そのさま。難渋
    1. [初出の実例]「彼は又た其のスタイルに於て、間(ま)ま渋難にして、的確を欠くことあり」(出典:ヱマルソン(1894)〈北村透谷〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「渋難」の読み・字形・画数・意味

【渋難】じゆうなん

難渋する。

字通「渋」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android