
(巨)(きよ)。〔説文〕十一上に「水の居る
なり」と渠・居の畳韻を以て訓する。〔史記、河渠書〕は自然河川と水運・
の渠のことをしるす。遽・
・鉅などの諸字と通じ、通用の義が多い。
と通じ、かれ。
と通じ、なんぞ、あに。
・遽giaは同声。擧(挙)kia、豈khi
iも声近く、その義に通用することがある。
▶・渠
▶・渠衝▶・渠帥▶・渠水▶・渠率▶・渠
▶・渠長▶・渠田▶・渠
▶・渠儂▶・渠輩▶・渠弥▶・渠門▶・渠略▶・渠梁▶
渠・決渠・溝渠・鑿渠・私渠・識渠・浚渠・小渠・笑渠・新渠・水渠・井渠・清渠・石渠・
渠・船渠・漕渠・長渠・敗渠・廃渠・門渠出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…【喜多村 俊夫】
【中国の灌漑】
広大な中国では,華北(黄河流域),江淮(おおよそ淮河(わいが)流域),江南では自然条件が異なり,華北は畑作,江淮,江南は米作である。それゆえ利水の様式に著しい差があるが,巨視的に見れば,華北は渠(きよ),江淮は陂塘(ひとう)が主で,江南には陂塘と圩田(うでん)にともなって生じる独特の灌漑法とがある。 華北の雨量は関中では年平均400mmくらい,黄河平野でも500~600mm前後である。…
※「渠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...