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渡辺政太郎 わたなべ まさたろう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

渡辺政太郎 わたなべ-まさたろう

1873-1918 明治-大正時代の社会運動家。
明治6年7月17日生まれ。キリスト教徒社会主義運動にはいり,「社会新聞」「東京社会新聞」などにかかわる。大逆事件後,無政府主義の研究会(渡辺の没後「北風会」と命名)を組織して同志の世話や後進の養成につとめた。大正7年5月17日死去。46歳。山梨県出身。号は北風。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

渡辺政太郎

没年:大正7.5.17(1918)
生年:明治6.7.17(1873)
明治大正期の,初期社会主義を支えたアナキズム系自由人。号北風。山梨県中巨摩郡松島村(敷島町)に生まれた。工員,丁稚奉公,床屋などの経験ののち,児童養護事業(濃飛,東京,富士各育児院)に従事。日露戦争(1904~05)前後から平民床屋を開きながら,社会主義の伝道にも挺身。片山潜,次いで赤羽一(巌穴),さらには足尾鉱毒事件に身命を捧げる田中正造らの運動にも協力。大正に入ると,臼倉甲子造らの『微光』,久板卯之助,望月桂らの『労働青年』,大杉栄らの『近代思想』『労働新聞』などに協力。併せて南天堂書店二階の下宿を社会主義の研究会などに提供し,アナキストや戦闘的な青年活動家を育てた。死後も,彼の人柄を慕う青年たちはその研究会を北風会として継続,運動に貢献。<参考文献>多田茂治『大正アナキストの夢』

(小松隆二)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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