渡辺蒙庵(読み)わたなべ もうあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺蒙庵」の解説

渡辺蒙庵 わたなべ-もうあん

1687-1775 江戸時代中期の医師。
貞享(じょうきょう)4年生まれ。医学小川朔庵(さくあん),儒学中野撝謙(ぎけん),太宰(だざい)春台にまなぶ。遠江(とおとうみ)(静岡県)浜松藩主本庄資訓(すけのり)につかえ典医,侍講となる。致仕後浜松に塾をひらく。門人賀茂真淵(かもの-まぶち)ら。安永4年2月27日死去。89歳。名は操。字(あざな)は友節(ゆうせつ)。別号に竹亭。著作に「国語解刪補」「老子愚読」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の渡辺蒙庵の言及

【賀茂真淵】より

…22年に春満は江戸下向の途中,杉浦家に滞在,このとき真淵は春満に会っているはずである。真淵は20歳をこえたのち,渡辺蒙庵に漢学を学ぶ。蒙庵は太宰春台に古文辞学を学び,老荘の思想に関心のふかい学者である。…

※「渡辺蒙庵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む