侍講(読み)じこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

侍講
じこう

主君に仕えて儒書その他を講義して君徳を養うこと,またはそれを役目とする職名。奈良時代から天皇に侍講,皇太子,親王に侍読 (じとう,じどく) をつけたが,明治天皇が若年で即位すると官職として侍講がおかれ,秋月種樹松平春嶽,大原重徳その他が任命され,1877年侍講局ができた。 86年廃止。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

侍講【じこう】

(1)一般に天皇・皇太子・親王,君主などに学問を進講した学者。侍読(じどく)とも。江戸時代,林羅山(らざん)は徳川家康に近侍し,秀忠講書し,家光の侍講を命じられ,家康〜家綱の4代将軍下問に応じて諸法度・外交・典礼などに関与した。(2)1869年明治天皇の学問に奉仕するため特設された官職。別に設けられた侍読と並んで奉仕した。のち侍読・侍講の別を廃して侍講制が定められ,国書・漢籍・洋書について毎日進講されたが,天皇の政務繁多により1885年廃止。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

じこう【侍講】

君主に侍して学問を講義すること。また、その人。侍読。
明治時代、天皇・東宮に書を講じた官職。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

ダブルベーグル

テニス競技において、一方の選手がゲームカウント6-0で2セット連勝することの通称。真ん中に穴が空いたパンの一種であるベーグルの形が数字の「0」に似ていることが語源となっている。1セットの場合は単に「ベ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android