日本大百科全書(ニッポニカ) 「渡頭集落」の意味・わかりやすい解説 渡頭集落ととうしゅうらく 川や湖・海などを渡船によって対岸へ渡るとき、往来者の交通によってそれらの渡船場を中心に発達した集落をいう。近世、東海道の大井川東西両岸の島田(しまだ)・金谷(かなや)、浜名湖口の舞坂(まいさか)・新居(あらい)、伊勢(いせ)湾奥七里(しちり)の渡(わたし)の宮(みや)(熱田(あつた))・桑名(くわな)などがその好例である。それらはともに伝馬宿(てんましゅく)(宿場町)に指定されていた。こうした例はフランクフルト、オックスフォードなどヨーロッパにもみられる。[浅香幸雄][参照項目] | 双子町 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例