湯婆（読み）タンポ

デジタル大辞泉

たん‐ぽ【^▽湯^▽婆】

《唐音》
１ 湯たんぽ。《季 冬》
２ 京阪地方で、酒を温めるのに用いる、銅・真鍮しんちゅう製の筒形の器をいう。ちろり。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

たん‐ぽ【湯婆】

1. 〘 名詞 〙 ( 「たん」「ぽ」はそれぞれ「湯」「婆」の唐宋音 )
2. ① 金属または陶器などで作り、中に湯を入れて、腰や足などをあたためるのに用いる器。ゆたんぽ。とうば。脚婆(きゃくば)。《 季語・冬 》
   1. [初出の実例]「居士借于予湯婆」(出典：蔗軒日録‐文明一八年（1486）一〇月)
3. ② 京都・大阪地方で、銅または真鍮(しんちゅう)製の酒をあたためる筒形の器をいう。
   1. [初出の実例]「一つ呑酒は上戸のたんほかな〈未及〉」(出典：俳諧・桜川（1674）冬二)

とう‐ばタウ‥【湯婆】

1. 〘 名詞 〙 ゆたんぽ。たんぽ。湯婆子。〔温故知新書（1484）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【湯婆】とうば

湯たんぽ。

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出典　平凡社「普及版 字通」