湯田川[温泉](読み)ゆたがわ

百科事典マイペディアの解説

湯田川[温泉]【ゆたがわ】

山形県鶴岡市,市街南西9kmの金峰山麓にある温泉。含ボウ硝石膏泉。43℃。かつての金峰山に登る行者の宿泊所,庄内藩主の湯治場で,庄内一円の湯治客でにぎわう。《東遊雑記》によれば,歓楽的な温泉場であった。鶴岡の奥座敷といわれる。湯尻利用の豆もやし製造,種もみ発芽促進を行う。鶴岡市街からバス。
→関連項目鶴岡[市]

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世界大百科事典 第2版の解説

ゆたがわ【湯田川[温泉]】

山形県北西部,鶴岡市南部にある温泉。含ボウ硝セッコウ泉,41~45℃。庄内平野の南西端,摩耶山地北縁の谷間に位置し,三方を丘陵に囲まれる。開湯は和銅年間(708‐715)と伝えられ,〈庄内田川の湯〉と呼ばれた。江戸時代は庄内藩主酒井氏の湯治場となり,出羽三山行者の逗留地でもあった。その後も湯野浜,温海(あつみ)とともに庄内三楽湯の一つといわれ,鶴岡の奥座敷として親しまれてきたが,明治末期の乱掘や昭和初期の新源泉の掘削によって湧出量が急減したため,以後は新源泉から全旅館に分湯している。

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