改訂新版 世界大百科事典 「湯野上」の意味・わかりやすい解説 湯野上[温泉] (ゆのかみ) 福島県南部,南会津郡下郷町にある温泉。単純泉,56℃。大川渓谷にのぞみ,周囲を深い山々に囲まれた標高430mの地点にある。古くは〈さるの湯〉と呼ばれる湯治場で,日光街道の旅人や土地の人々に親しまれてきた。源泉は大川の河畔に湧き,新湯,猿ノ湯,館ノ湯,湯ノ沢などの湯元をもち,共同浴場もある。1955年ころから大川渓谷観光の基地として発展し,現在は近代的な旅館も増え,奥会津温泉郷の中心地となっている。付近には天然記念物の塔の茀(へつり)の奇岩がある。会津鉄道湯野上駅から近い。執筆者:榊原 貴士 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「湯野上」の意味・わかりやすい解説 湯野上[温泉]【ゆのかみ】 福島県下郷(しもごう)町にある温泉。大川沿いの新湯,猿ノ湯,館ノ湯,湯ノ沢などの諸湯で,単純泉。60℃。大川ラインの渓流,大岩がそびえる塔のへつり(天然記念物)の探勝地。会津鉄道湯野上温泉駅に近く,会津若松市からもバス。→関連項目下郷[町] 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by