改訂新版 世界大百科事典 「湿潤帯」の意味・わかりやすい解説 湿潤帯 (しつじゅんたい)humid zone 湿潤な気候をもった半球的または大陸的な広がりをいう。乾燥帯に対する言葉で,両者の限界を乾燥限界という。W.P.ケッペンは樹木の生長に十分な雨量をもつ気候を湿潤気候,雨量が不足し,樹木が生長しえない気候を乾燥気候とよび,両者の境界を乾燥限界と定義し,年降水量と年平均気温の比較から算出した。また,降水量と蒸発量の比較から求める方法もある。→湿潤気候執筆者:山下 脩二 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by