満地(読み)マンチ

デジタル大辞泉 「満地」の意味・読み・例文・類語

まん‐ち【満地】

地面いっぱいに満ちていること。地上一面。
「―皆な雪です」〈木下尚江良人の自白

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精選版 日本国語大辞典 「満地」の意味・読み・例文・類語

まん‐ち【満地】

  1. 〘 名詞 〙 地面いっぱいに満ちていること。また、地上一面。
    1. [初出の実例]「潮平月落帰何処、満眼魚蝦満地蒿」(出典菅家文草(900頃)五・漁父詞)
    2. 「八重椿は昔ながら満地に花を落して居るが」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉巻外)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐秋興詩〕

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普及版 字通 「満地」の読み・字形・画数・意味

【満地】まんち

地上いちめん。宋・陸游〔冬晩山房、事を書す〕詩 らかにして、滿地、影を看る 露下りて、溪をてて鶴聲を聞く

字通「満」の項目を見る

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