朝日日本歴史人物事典 「源師仲」の解説
源師仲
生年:永久4(1116)
平安後期の公卿,歌人。権中納言源師時と待賢門院女房中宮大夫源師忠の娘の子。伏見源中納言と号す。天承2(1132)年叙爵,以後侍従,左少将,右中将,蔵人頭 を経て,保元1(1156)年参議となり,同4年権中納言に昇る。しかし,平治の乱(1159)に際し,主謀者のひとり藤原信頼に連座して解官処分を受け,翌永暦1(1160)年下野国に流罪となる。仁安1(1166)年召還され,本位の正三位に復す。極位は従二位。『千載和歌集』入集の歌人でもある。
(上杉和彦)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報