源氏物語奥入(読み)ゲンジモノガタリオクイリ

関連語 奥入

百科事典マイペディア 「源氏物語奥入」の意味・わかりやすい解説

源氏物語奥入【げんじものがたりおくいり】

鎌倉初期の《源氏物語注釈。1巻。藤原定家著。《源氏物語》の初期の注釈書としては《源氏釈》に続くものである。もと《源氏物語》の書写本巻末に付された注釈を集めたものであるために,この称がある。語句の注釈は簡略だが,《源氏釈》を踏襲しつつ,故実史実考証を一歩進めている。《源氏物語》の世界に心酔し,その本文校訂にも携った藤原定家の〈源氏〉理解を知る上でも貴重な資料
→関連項目無名草子

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む