精選版 日本国語大辞典 「源氏物語奥入」の意味・読み・例文・類語 げんじものがたりおくいり【源氏物語奥入】 =おくいり(奥入)[ 二 ] 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「源氏物語奥入」の意味・わかりやすい解説 源氏物語奥入【げんじものがたりおくいり】 鎌倉初期の《源氏物語》注釈。1巻。藤原定家著。《源氏物語》の初期の注釈書としては《源氏釈》に続くものである。もと《源氏物語》の書写本の巻末に付された注釈を集めたものであるために,この称がある。語句の注釈は簡略だが,《源氏釈》を踏襲しつつ,故実や史実の考証を一歩進めている。《源氏物語》の世界に心酔し,その本文校訂にも携った藤原定家の〈源氏〉理解を知る上でも貴重な資料。→関連項目無名草子 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報