日本歴史地名大系 「源部外面」の解説 源部外面げんべども 三重県:桑名郡長島町源部外面[現在地名]長島町源部外面殿名(とのめ)村の西にあり、長島輪中内湾の長島江の東側堤防沿いにある。「長島細布」によれば、寛永一二年(一六三五)又木(またぎ)村の又蔵一類の開発である。近世は長島藩領。初めは又木村に属したが、出口(でぐち)村から農家が移住して堤防沿いに列村をつくって居住したので、この地域を南出口(みなみでぐち)ともよぶ(長島町誌)。また東新田は寛永一四年松(まつ)ヶ嶋(しま)村の農民が開発したが、当時藩主の松平(久松)定政の妾腹に女子が生れたので、この新田の年貢米を姫の化粧料にあてたため姫御前(ひめごぜん)新田とよぶようになった。当地には人家がなく、松ヶ嶋村に属した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by