溜飲が下がる(読み)リュウインガサガル

デジタル大辞泉 「溜飲が下がる」の意味・読み・例文・類語

溜飲りゅういんが・る

不平・不満・恨みなど、胸のつかえがおりて、気が晴れる。「試合に勝って―・った」
[補説]「溜飲が晴れる」は誤り。→溜飲を下げる[補説]
[類語]吹っ切れるほっとする肩の荷が下りる重荷を下ろす息を愁眉を開く眉を開く

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精選版 日本国語大辞典 「溜飲が下がる」の意味・読み・例文・類語

りゅういん【溜飲】 が=下(さ)がる[=下(お)りる]

  1. 胸がすっきりする。不平・不満が解消して気が晴れる。せいせいする。
    1. [初出の実例]「折角旦那の御意見も、何と脇を附けなさるかと、実は和尚も案じて居たがこれで溜飲が下(サガ)った、げエい」(出典:歌舞伎・黒手組曲輪達引(1858)二幕)

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