デジタル大辞泉 「ホット」の意味・読み・例文・類語 ホット(hot) [名・形動]1 熱いこと。また、そのさま。特に、飲食物などの熱くしたものにいう。「コーヒーをホットで飲む」「ホットミルク」⇔コールド。2 ごく新しいこと。生々しいこと。また、そのさま。「ホットな話題」3 強烈なさま。激しいさま。「ホットな論戦」[類語](1)熱い・熱熱・火照る/(2)新しい・瑞瑞みずみずしい・新鮮・生鮮・生新・清新・フレッシュ・生生なまなましい・生なま・鮮度・ぴちぴち・取れ立て・生き生き・真新しい・初初ういういしい・溌剌はつらつ・最新・トレンディー・新た・目新しい・斬新・最先端・真っ新さら・出来立て・ほやほや・新味・新風・新品・生き・活気・新進・新進気鋭・新鋭・新星/(3)熱情的・情熱的・意欲的・精力的・熱狂的・白熱的・エネルギッシュ・激越・狂熱・熱烈・烈烈・熱血・熱っぽい・血が騒ぐ・血気盛ん・パッショネート・バイタル・活発・快活・精彩・元気・活動的・動的・ダイナミック・エナジェティック・脂あぶらが乗る・水を得た魚うおのよう・バイタリティー・生き生き・きゃぴきゃぴ・いけいけ・のりのり・ぴちぴち・溌剌はつらつ・生生せいせい・ビビッド ほっ‐と [副](スル)1 大きく息を吐くさま。ためいきをつくさま。「ほっと息を吐く」2 緊張がとけて、安心するさま。「ほっと胸をなでおろす」「大役を終えてほっとした」3 持て余して嫌けがさすさま。「こっちの釜は物を懸けると、穴があくので―した」〈伎・幼稚子敵討〉[類語]吹っ切れる・肩の荷が下りる・重荷を下ろす・息を吐つく・愁眉を開く・眉を開く・溜飲が下がる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「ホット」の意味・読み・例文・類語 ほっ‐と 〘 副詞 〙① 太く息をつくさま、ため息をつくさまを表わす語。多く、安心したり、緊張などから解放されたときに吐く息のさまを表わす。[初出の実例]「ほっと息をついて曰長嘯也」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)一三)② 持て余して困るさま、同じ状態が続いたりして、いやけのさすさまを表わす語。[初出の実例]「発(ホット)飽果(あきはてる)」(出典:俳諧・反故集(1696)下)③ 物、人、状態、匂いなどが急にあらわれるさまを表わす語。急に酔うことなどにもいう。[初出の実例]「新茶のかざのほっとして来る〈芭蕉〉 片口の溜をそっと指し出して〈洒堂〉」(出典:俳諧・市の庵(1694))④ ( 特に、「ほっとする」の形で ) 心配事や苦労から解放されて、安心するさまを表わす語。[初出の実例]「謙作はほっとした」(出典:暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一) ホット 〘 名詞 〙 ( [英語] hot )① ( 形動 ) 熱いこと。また、そのさま。〔外来語辞典(1914)〕[初出の実例]「熱がこれだけあるし頭もホットになり」(出典:古川ロッパ日記‐昭和一五年(1940)一〇月一九日)② ( 形動 ) 飲み物などで、熱くした状態のもの。また、そのさま。特に「ホットコーヒー」を略していうことも多い。[初出の実例]「甘くなく、ホットにして、一杯呉れないか」(出典:遠い横顔(1954)〈永井龍男〉時間)③ ( 形動 ) 事件などが、最新であること。また、そのさま。「ホットな話題」④ ( 形動 ) 激しい動きのあるさま。また、熱狂的であるさま。⑤ 「ホットジャズ」の略。⑥ ( 形動 ) 味がからいこと。また、そのさま。「香辛料を効かせたホットなカレー」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by